また煩いHが絡んできた。酔っ払い常連もチョット「辛い」けどウメェや!
などとほざいている。オマケに「素人」にしちゃあ上出来だ〜!!!
などと扱きやがる。
ケッ! 誰が「素人」だって?と思い、それが大人の「ギ・ム・レ・ッ・ト」だよ!と吐き捨てた。
それにしてもあれが「美味い」なんて、奴らの「舌」と「頭」はどうなってんだろう。
いや、ひょっとして本当にイケたりして・・・? オリジナルの「ギメレット」なんてカクテルになったりして・・・そんなわけ無いか、「タバスコ」入り飲むんだったら俺はライムかじってる方がよっぽどマシだ。
気がつくと貴美子はいつの間にか奥の二人のニーチャンの席に「競馬報知」を持って移動していた。今度はあっちでボソボソ小声でやり始めている。
俺と目が遭うと手招きしながら、「こっちおいでよ」と言うので、飲みかけの「ギムレット」をもって渋々彼らの席に移動することにした。
席に着くなり、ネエ、この子達今度の「有馬記念」教えてほしいんだってさ、と言つて俺の腰を引き寄せ、プロだって云ってあるから、と耳元で囁き「競馬報知」のページを捲った。
「プロ」? 俺は「セミアマ」だよ、と言い返すと、二人とも目をパチクリさせて「セミアマ」って、何ですかと尋ねてきた。
セミアマチュアの事。アマチュアより下ってことさ。
・・・二人とも初対面の得体の知れない男の「ジョーク」を笑って良いものかどうか、救いの視線を貴美子に向けた。
その視線に応えるように、「スダホーク」狙ってるみたいよ!パラちゃんは、と貴美子が切り出した。
二人が目を丸くするのが面白かった。
暫く沈黙が続き、まだ決めたわけじゃないよ。穴なら「スダホーク」と言っただけで、旨味が有るのは「ダイナガリバー」辺りじゃないの?
と此方が返す。
二人は何狙ってんの? 飲みかけの「ギムレット」を舐めながら視線を向けると、二人してモジモジしながら顔を見合わせ恥ずかしそうにNEOが指差した。
(6)に続く

