親父の思い出
まだ
生きてます。健在です。
俺の親父は根っからの公務員で(学校教員)、
子供ながらに「厳格」「怖い」「真面目」「渋ちん」などと言う言葉がピッタリだと感じていた。
1960年後半、俺がガキの頃の遊びと言えば、「缶蹴り」「メンコ」「ビー玉」、すぐ裏が大きな寺だったので「肝試し」、・・・今思えば、何て罰当たりな事していたのかと反省し切りだが、「
墓石倒し」(ここだけの話)などを、西の空が夕焼けで真っ赤に染まる時分まで、近所の悪がきども十数人と徒党を組んで行っていた。
七輪で焼く「秋刀魚」等の芳しい煙を合図に皆家路に着くわけだが、この時間帯に俺の親父は学校から帰ってくる。
親戚の家で使わなくなった中古の自転車に跨り、可也のスピードで走ってくるのである。(体育教師故)
自転車が中古な物だから、凄い音を発しながら疾走して来るのである。
この瞬間が、堪らなく嫌で・・・
親父の中古自転車の音を悪ガキどもにからかわれるのである。
「トッタンカ」「カッタンカ」「カリタンカ」・・・!?
実際はどんな音がしていたのかハッキリとは覚えていないが、聞き様によっては確かにそんな風に聞こえるのである。
チェーンカバーとペダルの軸部分や、或いはチェーンそのものが弛んでカバーと擦れる音なのだろうが・・・?
お〜ぃ、お前の親父の自転車どうしたんだ!
「盗ったんか?」「買ったんか?」「借りたんか?」
「トッタンカ」「カッタンカ」「カリタンカ」!!!
俺、・・・・・(ムス〜!)
親父、知らん顔して我家の門に凄いスピードで滑り込む。!!!
寂しいけれど、今は腰を患って「ヨタヨタ」と安全運転で当時の面影はあ〜りません。
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posted by オクチャン at 14:06| 埼玉

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